ヨーロッパの歴史

ホホカム族は1万マイル超の道路網を築いたのか?その真相

ホホカム族は1万マイル超の道路網を築いたのか?

結論から言えば、ホホカム族が1万マイル(約16,000キロ)を超える道路網を築いたという説は、正確なものではありません。考古学的調査で確認されているのは、600マイル(約965キロ)以上に及ぶ道路網です。

道路網は何のために造られたのか

ホホカム族は、現在のアメリカ・アリゾナ州南部のソノラ砂漠地帯で繁栄した古代先住民文化であり、大規模な灌漑用水路の建設技術でもよく知られています。彼らが整備した道路網は、主に次のような目的で使われていました。
・水源へのアクセス
・他の集落との交易
・物資の運搬

「1万マイル」という数字の背景

ホホカム族の道路網が1万マイル以上に及ぶと紹介されることがありますが、これは大きく誇張された数字です。確認されている範囲は600マイル以上にとどまり、1万マイルにはるかに届かないのが実情です。それでも、砂漠地帯において数百マイル規模の道路網を維持していたことは、高度な組織力と技術を持っていたことを示す貴重な証拠となっています。