ヨーロッパの歴史

ヘンリー8世の子供は何人?成人した3人の子と王位継承の歴史

ヘンリー8世の3人の嫡出子

イングランド王ヘンリー8世(在位1509年〜1547年)は、6度の結婚でよく知られていますが、成人まで育った嫡出の子供はわずか3人でした。内訳は2人の娘と1人の息子です。興味深いことに、この3人全員が後にイングランドの君主として即位しています。

  • メアリー1世
  • エリザベス1世
  • エドワード6世

それぞれ母親が異なる3人は、ヘンリー8世の複雑な結婚生活と宗教改革の時代を映し出す存在となりました。

メアリー1世(1516年〜1558年)

最初の妻キャサリン・オブ・アラゴンの間に生まれた長女がメアリーです。父王による離婚問題がきっかけとなり、一時期は庶子として扱われる苦難の時期を経験しました。しかし1553年にイングランド初の女王として即位し、「血まみれメアリー」と呼ばれるほど厳しいカトリック復帰政策を実施しました。

エリザベス1世(1533年〜1603年)

2番目の妻アン・ブーリンの間に生まれた次女がエリザベスです。母親の処刑後、やはり庶子として冷遇された時期がありましたが、1558年に即位すると「エリザベス朝黄金時代」と呼ばれる繁栄をもたらしました。スペイン無敵艦隊を撃退するなど、イングランド史上最も名高い君主の一人とされています。

エドワード6世(1537年〜1553年)

3番目の妻ジェーン・シーモアとの間に生まれたのが、ヘンリー8世が長年待ち望んだ男子エドワードです。しかし彼は9歳で即位したものの、15歳で病により早逝してしまいました。在位中はプロテスタント改革がさらに進められました。

その他の子供たち

ヘンリー8世には、愛妾エリザベス・ブラウントとの間に生まれた庶子ヘンリー・フィッツロイがいました。彼はリッチモンド公爵に叙せられましたが、1536年に17歳で亡くなりました。また、正妃との間にも何人かの子が生まれましたが、いずれも幼くして亡くなっています。

まとめ

ヘンリー8世に成人した子供は、メアリー1世、エリザベス1世、エドワード6世の3人です。息子エドワード6世の早世により、続いてメアリー1世、そしてエリザベス1世が即位しました。エリザベス1世が子女なく没したためテューダー朝は終焉を迎え、王位はステュアート家へと移ることになります。