ヨーロッパの歴史

第二次世界大戦の前と最中、アメリカはドイツと貿易をしていたのか?

結論から言えば、答えは「はい」です。第二次世界大戦が始まる前、アメリカ合衆国とドイツは非常に密接な貿易関係を持っていました。

開戦前の米独貿易

戦前、ドイツはアメリカにとって第4位の貿易相手国でした。ドイツはアメリカから原材料、農産物、完成品などを大量に輸入しており、その見返りとしてアメリカはドイツから機械類、化学製品、その他の工業製品を購入していました。両国の経済は互いに深く結びついていたのです。

開戦後も続いた限定的な貿易

1939年にヨーロッパで戦争が勃発した後も、米独間の貿易は完全には途絶えませんでした。ただし、その規模は大幅に縮小しました。アメリカ政府は、ドイツが軍事目的に転用できる資材や物資を入手できないよう、対独貿易に厳しい制限を課しました。それでもなお、食料品や医薬品など一部の商品はドイツへ輸出され続けました。

1941年、貿易の完全な断絶

1941年12月、日本軍による真珠湾攻撃をきっかけにアメリカが参戦すると、状況は一変しました。ドイツがアメリカに対して宣戦布告し、これを受けてアメリカもドイツに宣戦布告したことで、両国間のすべての貿易は完全に断絶されました。以降、両国は終戦まで敵同士として戦うことになります。