ドイツ語で「強制収容所」を表す正式な用語はKonzentrationslager(コンツェントラツィオンスラーガー)であり、日常的にはその略称であるKZ(カ・ツェット)と呼ばれることが一般的です。
ナチス政権下での「KZ」の意味
この用語は、ナチス・ドイツ政権によって公式に使用されたもので、第二次世界大戦中にユダヤ人、政治的反体制派、ロマ(シンティ・ロマ)の人々、捕虜など、さまざまな集団の人々が収容され、監禁され、強制労働に従事させられ、虐待を受け、組織的に殺害された抑留施設および労働キャンプを指していました。
ナチス以前から存在した強制収容所
強制収容所という制度そのものは、ナチス政権以前の時代にも存在していました。しかし、「残虐行為」「迫害」「絶滅」といった否定的なイメージがこの用語に強く結びつくようになったのは、紛れもなくナチス時代においてです。
ゲシュタポの管轄下にある施設
ナチスの公式用語体系において、「Konzentrationslager」は特に、秘密国家警察(ゲシュタポ)の管理・運営下に置かれた収容所を指す言葉として使われていました。