古代の歴史

軍団の行進――外人部隊軍歌「La Légion marche」の歴史と歌詞

フランス外人部隊で愛唱される軍歌「ラ・ルジオン・マルシュ(La Légion marche/軍団の行進)」。その歴史は、ナチス・ドイツのコンドル軍団や武装SSの諸師団、さらにはフランスの部隊とも深く結びついています。

歌の起源:コンドル軍団から武装SSへ

コンドル軍団は、ナチス・ドイツ空軍(ルフトヴァッフェ)の人員によって編成された航空部隊です。1937年1月から1939年4月にかけてスペイン内戦に参戦し、この歌を別の歌詞で歌った最初の存在となりました。

その後、独ソ戦が始まると、ドイツの武装SS師団がこの歌を採用します。同じ頃、フランスではSS「シャルルマーニュ」師団が、またノルウェーなど北欧出身の義勇兵を多く擁したSS「ヴィーキング」師団も、それぞれ自国語の歌詞を作り上げてこの歌を取り入れていきました。

戦後、外人部隊へと受け継がれた歌

第二次世界大戦後、多くの元ドイツ兵がフランス外人部隊に身を投じました。とりわけ落下傘部隊、中でも第2外人落下傘大隊(2e BEP)に志願した者が少なくありませんでした。彼らはごく自然な流れでSS師団の歌を引き継ぎ、当時の地政学的状況に合わせて歌詞を書き換えたのです。こうして、今日知られる「軍団の行進」が形づくられました。

歌詞:軍団の行進

一番

軍団は前線へと進みゆく
我らは歌いながらその後に続く
その伝統の継承者たる我らは
常に軍団と共に在る

サビ(コーラス)

我らは突撃部隊の男たち
古き良き軍団の兵士たち
明日には旗を高く翻し
勝利者として凱旋行進しよう
我らが携えるのは武器ばかりではない
悪魔さえも我らと共に歩むのだ
ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ――我らの軍団の先人たちのため
あの戦場で戦い抜いた先人たちに、我らもまた続くのだ

二番

騎士としてのこの運命のために
名誉と忠誠を胸に抱き
我らは誇りをもって属する
第2外人落下傘連隊(2e REP)へ

このように「軍団の行進」は、時代とともに歌い手を変えながら歌詞を更新し続けてきた、まさに歴史の生き証人ともいえる軍歌なのです。