古代の歴史

暦の歴史と由来|世界の暦の種類と起源をわかりやすく解説

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暦の歴史は、時間を整理し、出来事を記録し、決まった日付に祝祭を行うという人類の根本的な必要性から始まりました。

専門家の間では、暦の起源は紀元前2700年頃、メソポタミアのシュメール人にさかのぼると考えられています。この暦は29日または30日の月を12か月組み合わせた太陰暦で、1年は合計354日でした。

しかし、これでは365日からなる太陽の周期とは一致せず、季節とのずれが生じてしまいました。

太陽暦

月の満ち欠け(朔望月)は約29.5日と短く観察しやすいのに対し、太陽の周期は観測が難しく、太陽暦の研究はより困難を極めました。

太陽暦を作ったのは古代エジプト人です。30日の月を12か月並べた360日に、年末に5日を加えた365日構成でした。閏年の概念はまだなく、1年は「氾濫」「冬」「夏」の3つの季節に分けられていました。

中国暦

中国暦は太陰太陽暦と呼ばれる方式で、太陽と月の両方の周期を考慮しています。12年周期で構成され、2月に始まるため、2月は旧正月(春節)を迎える月として特別な意味を持ちます。

西洋の占星術が各月に星座を割り当てるのに対し、中国の十二支の動物は月ではなく年に関連付けられている点が大きな特徴です。

動物は順に、鼠・牛・虎・兎・龍・蛇・馬・羊・猿・鶏・犬・猪の12種類で、12年ごとに一巡します。

キリスト教暦(グレゴリオ暦)

現在ブラジルをはじめ世界の多くの国々で使用されているのがこの暦です。

6世紀のローマで、修道士ディオニュシウスによって考案されました。年の数え方は何らかの重要な出来事を起点とすべきだと考えた彼は、キリスト教徒として、イエス・キリストの降誕の年を西暦1年と定めました。

この暦が公式に採用されたのは1582年、ローマ教皇グレゴリウス13世の時代です。このことから「グレゴリオ暦」という名称でも知られています。

マヤ暦

マヤ暦の起源は紀元前550年にさかのぼり、二つの暦から成り立っています。ひとつは民衆の生活に使われた暦であるハアブ暦、もうひとつは宗教儀礼に用いられた神聖な暦であるツォルキン暦です。

ハアブ暦は20日の月が18か月、計360日で構成され、残りの5日はどの月にも属さない特別な日とされました。一方、ツォルキン暦は260日からなり、20日の周期が13回繰り返される仕組みで、各日は1から13までの数字と組み合わせて数えられます。

イスラム暦

イスラム暦は純粋な太陰暦で、「ヒジュラ暦」とも呼ばれます。預言者ムハンマドがメッカからメディナへ移住した出来事(ヒジュラ)にちなんだ名称で、この年がイスラム紀元の元年とされています。29日または30日の月を12か月持ち、1年は合計354日です。

暦の起源と歴史を学んだら、次は時刻の読み方や世紀の数え方にも挑戦してみましょう。