古代の歴史

20世紀初頭までに植民地を保有していた国々――その「例外」となる国はどこ?

答え:ドイツ

20世紀初頭までに植民地を保有していた主な国は、イギリス、フランス、スペイン、ポルトガル、ベルギー、イタリア、アメリカ合衆国の7カ国です。これらの国々は、アジア、アフリカ、太平洋地域などに広大な植民地帝国を築き上げていました。

これに対してドイツが例外となります。ドイツもかつてはドイツ領東アフリカ、ドイツ領南西アフリカ、中国の膠州湾(こうしゅうわん)租借地など独自の植民地を保有していましたが、第一次世界大戦で敗北した結果、1919年のヴェルサイユ条約によってすべての植民地を剥奪されてしまいました。

各国の植民地の概要

・イギリス:インド、カナダ、オーストラリアなどを擁する「日の沈まぬ国」。世界最大の植民地帝国を築きました。
・フランス:インドシナ、西アフリカ、マダガスカルなど、アジアとアフリカに広範な支配圏を持ちました。
・スペイン:かつてはフィリピンや中南米の大部分を支配しましたが、20世紀初頭までに多くの領土を失っています。
・ポルトガル:ブラジル喪失後もアンゴラ、モザンビークなどアフリカの植民地を維持しました。
・ベルギー:国王レオポルド2世の私領だったコンゴ自由国を引き継ぎ、ベルギー領コンゴとして統治しました。
・イタリア:リビア、エリトリア、ソマリアなど北東アフリカに植民地を獲得しました。
・アメリカ合衆国:1898年の米西戦争を機に、フィリピン、プエルトリコ、グアムなどを獲得しました。

ドイツが「例外」である理由

ドイツは19世紀末から植民地獲得に乗り出したものの、列強の中では出遅れた存在でした。そして第一次世界大戦(1914〜1918年)に敗れると、連合国側の日本、イギリス、フランスなどがその植民地を接収し、正式にはヴェルサイユ条約に基づく委任統治という形で全てを失いました。

まとめ

つまり、20世紀初頭の時点では列強の一角として植民地を保有していたものの、第一次世界大戦後にそのすべてを失ったドイツこそが、この問いにおける「例外」に該当します。