古代の歴史

1812年戦争(米英戦争)中のイギリス国王は誰だったのか?

1812年戦争当時のイギリス国王はジョージ3世

1812年戦争(米英戦争)が勃発した当時、グレートブリテン王国の王位にあったのはジョージ3世(King George III)でした。彼は1760年に即位してから1820年に崩御するまで、実に60年間にわたってイギリスを統治しました。

ジョージ3世の治世と数々の戦争

ジョージ3世の治世は、イギリス史上でも特に激動の時代でした。その治世中、イギリスは以下のような数多くの戦争に関わることになります。

アメリカ独立戦争(1775年〜1783年) — 北米植民地がイギリスからの独立を求めて起こした戦争で、最終的にアメリカ合衆国の誕生につながりました。

ナポレオン戦争(1803年〜1815年) — フランス第一帝政のナポレオン・ボナパルトと、イギリスをはじめとするヨーロッパ諸国との間で繰り広げられた一連の大規模な紛争です。ジョージ3世はこの時期も君主として在位し続けました。

1812年戦争(1812年〜1815年) — アメリカ合衆国とイギリスの間で戦われたこの戦争は、海上での通商妨害やアメリカ船員の強制的な徴用、カナダ国境問題などを主な原因として発生しました。

晩年のジョージ3世

興味深いことに、1812年戦争の後半には、ジョージ3世は健康上の理由(精神疾患)により実質的に統治能力を失っており、息子のジョージ皇太子(後のジョージ4世)が1811年から摂政として国政を担っていました。そのため、戦争終結の1820年までの間、名目上の国王はジョージ3世であり続けましたが、実際の政治判断は摂政と閣僚たちによって行われていたのです。