古代の歴史

ヨルダンの岩をくり抜いて造られた古代都市「ペトラ」とは?歴史と見どころを解説

ヨルダンの岩をくり抜いて造られた古代都市の名前は?

ヨルダンにある岩をくり抜いて造られた古代都市の名前はペトラ(Petra)です。ペトラはヨルダン南部に位置する歴史的・考古学的な都市で、壮大な岩窟建築と高度な水道システムによって世界的に知られています。

ナバテア王国の首都として栄えた歴史

ペトラは紀元前5世紀頃、アラブ系の民族であるナバテア人によって首都として築かれたと考えられています。香辛料や乳香の取引路である古代の交易ルートの中継地として発展し、砂漠の中で繁栄を極めた商業都市でした。

圧倒的な岩窟建築と水道システム

ペトラ最大の魅力は、赤褐色の砂岩の断崖を直接削り出して造られた建造物群です。中でも高さ約40メートルの「エル・カズネ(宝物殿)」は象徴的な存在で、初めて目にした瞬間の感動は格別だと言われています。また、乾燥した砂漠地帯において、雨水を効率的に集めて貯蔵する精巧な水道システムを構築した点も、ペトラの技術力の高さを物語っています。

世界遺産および新・世界七不思議に選出

ペトラは1985年にユネスコの世界文化遺産に登録され、2007年には「新・世界七不思議」の一つにも選ばれました。岩肌の美しい色合いから「薔薇の都(ローズ・シティ)」とも呼ばれ、狭く細長い渓谷「シーク」を抜けた先に突如現れるその光景は、訪れる人々を魅了し続けています。