古代の歴史

1ドル硬貨に「E Pluribus Unum」がないのはなぜ?標語の意味と刻まれている場所を解説

「E Pluribus Unum(エ・プルリブス・ウヌム)」はラテン語で「多数から一つへ」を意味する、アメリカ合衆国を象徴する有名な標語です。しかし意外にも、現在流通している1ドル硬貨の表面にも裏面にも、この言葉は刻まれていません。

「E Pluribus Unum」が実際に使われている場所

この標語を目にできる主な場所は以下の通りです。

  • アメリカ合衆国の国章(Great Seal of the United States)
  • 1ドル紙幣の裏面(国章が描かれた部分)
  • 25セント硬貨(クォーター)や10セント硬貨(ダイム)など、その他の多くの硬貨

なぜ1ドル硬貨には刻まれていないのか?

1ドル硬貨は他の硬貨とはデザインの方針が異なり、表面にはサカガウィアやネイティブ・アメリカンの意匠、裏面にはワシなどの図柄が採用されています。そのため、「E Pluribus Unum」の文字は省略されています。なお、過去に発行された大統領1ドル硬貨では、縁(エッジ)の刻印にこの標語が含まれていました。

標語の歴史的背景

「E Pluribus Unum」は1782年、合衆国国章の一部として正式に採用されました。13の植民地(現在の50州)が一つの国家として団結するという理念を表しており、今日でもアメリカのアイデンティティを象徴する言葉として広く知られています。