古代の歴史

1887年の「E Pluribus Unum」入りコインの価値はいくら?種類別の相場を解説

「E Pluribus Unum」はコインの名前ではない

「E Pluribus Unum」はラテン語で「多数から一つへ」を意味する標語であり、特定のコインの名称ではありません。この言葉はアメリカ合衆国建国以来の事実上の国是として使われており、19世紀の多くのアメリカ硬貨にも刻印されています。したがって、「1887年のE Pluribus Unumコイン」という独立した種類のコインは存在せず、実際には「E Pluribus Unumの文字が刻まれた1887年発行のアメリカ硬貨」を指していると考えられます。

1887年に発行された主なアメリカ硬貨

1887年には以下のような硬貨が発行されており、いずれにも「E Pluribus Unum」の標語が刻まれています。価値は種類と状態によって大きく異なります。

モーガン1ドル銀貨

1887年のモーガンダラーは約2,000万枚と大量に鋳造されたため、比較的入手しやすい年号です。流通品であればおおよそ4,000〜7,000円程度、未使用に近い美品なら1万円以上になることもあります。

インディアンヘッド1セント銅貨

約1億3,200万枚が発行されたポピュラーな1セント硬貨です。流通品の価値は数百円程度ですが、光沢を保つ未使用品は数万円になることもあります。

リバティ5セント(Vニッケル)

表面に自由の女神、裏面にローマ数字の「V」が描かれた5セント硬貨です。流通品でおよそ500〜1,000円程度から取引されます。

バーバー10セント・25セント・50セント銀貨

彫刻家チャールズ・E・バーバーのデザインによる銀貨シリーズです。銀地金としての価値があり、状態によって数百円〜数千円程度で取引されます。

金貨(5ドル・10ドル・20ドル)

リバティデザインの金貨も1887年に発行されています。金地金としての価値が高く、5ドル金貨で数万円、20ドル金貨では数十万円になることもあります。

コインの価値を左右する主な要素

保存状態(グレード):摩耗の少なさ、傷の有無、光沢の残り具合が最も重要です。
ミントマーク:造幣局の記号(O=ニューオーリンズ、S=サンフランシスコなど)によって希少性が変わります。
需要と人気:収集家の間での人気度も価格に大きく影響します。

正確な価値を知るには

手元のコインに高価値の可能性がある場合は、自己判断せず専門機関による鑑定を受けることをおすすめします。PCGSやNGCといった第三者鑑定機関にグレーディングを依頼すれば、信頼性の高い評価が得られます。また、オークションサイトやコインショップの実勢価格を調べることで、おおよその相場をつかむことも可能です。

まとめ:1887年のアメリカ硬貨は種類によって価値が大きく異なります。まずは自分のコインの種類と状態を正しく把握することが、適切な評価への第一歩となります。