円形(リング)の枠の中に矢印が組み合わさった記号を見かけたことはありませんか?そのような記号は、多くの場合リサイクル(再生利用)シンボルを指しています。
リサイクルマークが持つ意味
この種の記号は、次のようなメッセージを伝えるために使われます。
- その素材や製品がリサイクル可能であること
- その製品が再生材料(リサイクル材)から作られていること
最も有名なのは、3本の矢印が三角形に追いかけるように配置された「モビウスループ」です。1970年にアメリカの容器メーカーが主催したデザインコンテストで、当時大学生だったゲイリー・アンダーソン氏によって考案され、現在では世界中でリサイクルの象徴として親しまれています。
Unicodeではどのコードポイント?
Unicodeには、リサイクルに関連する記号が複数登録されています。
- U+267B(♻):黒い汎用リサイクルシンボル(BLACK UNIVERSAL RECYCLING SYMBOL)
- U+267A(♺):一般素材向けリサイクルシンボル
- U+267C / U+267D:白抜き・太字バージョンのリサイクルシンボル
なお、U+26ADは「結婚記号(⚭)」であり、リサイクル記号ではないため注意が必要です。コードポイントが似ているため混同されやすいので、文書やシステムで使用する際は必ず確認しましょう。
似ているようで意味が異なる関連記号
円や矢印を使ったマークには、リサイクル記号以外にもさまざまなものがあります。
- 樹脂識別コード(SPIコード):三角形の矢印の中に数字1〜7が入っており、プラスチックの種類を表します(例:1=PETボトル、2=HDPE)。
- グリーンマーク(日本):紙製の容器包装を示し、古紙としてのリサイクルを促すマークです。
- プラマーク(日本):プラスチック製容器包装を示す、矢印が囲む「プラ」の文字が特徴的なマークです。
まとめ
リング状の枠と矢印で構成された記号は、環境への配慮や資源の循環を表すシンボルであることがほとんどです。製品のパッケージで見かけた際は、素材の分別方法やリユースに関する重要な情報として活用するとよいでしょう。