ヒラム・ローズ・レヴェルズとは
ヒラム・ローズ・レヴェルズ(Hiram Rhodes Revels、1822年9月27日~1901年1月16日)は、アフリカ系アメリカ人の牧師にして政治家です。1870年から1871年にかけてミシシッピ州選出のアメリカ合衆国上院議員を務め、アメリカ史上初めて連邦議会に選出されたアフリカ系アメリカ人として知られています。
幼少期と牧師としての道
レヴェルズは1822年、ノースカロライナ州ファイエットビルで自由民の両親のもとに生まれました。生まれながらに自由の身であった彼は、オハイオ州で教育を受け、理髪師として働いた後、アフリカン・メソジスト・エピスコパル教会(AME教会)の牧師に叙任されました。1854年にはミシシッピ州へ移り住み、そこで政治活動へと関わっていくことになります。
政治家としての歩み
南北戦争後の1865年、レヴェルズはミシシッピ州憲法制定会議の代議員を務め、1868年にはミシシッピ州下院議員に選出されました。そして1870年、南北戦争でアメリカ連合国(南部連合)が敗北した後に空席となっていたジェファーソン・デイヴィスの上院議席を埋める形で、アメリカ合衆国上院議員に選出されたのです。在職期間は1期のみで再選はなりませんでしたが、上院退任後も政治活動を続け、1876年には共和党全国大会の代議員も務めました。
主な功績と貢献
- 1870年から1871年までミシシッピ州代表として、史上初のアフリカ系アメリカ人上院議員を務めた
- 上院の教育労働委員会および公有地委員会に所属した
- アフリカ系アメリカ人の公民権と平等な扱いを提唱し、差別や人種的暴力に対して積極的に声を上げた
- 公立教育の振興や、歴史的黒人大学(HBCU)への土地付与など、アフリカ系アメリカ人の機会拡大につながる政策を支持した
- クー・クラックス・クラン(KKK)などの白人至上主義組織に対する率直な批判者であった
- 様々な市民団体に関わり、上院退任後も精力的に政治活動を続けた
晩年と遺したもの
レヴェルズは1901年、ミシシッピ州アバディーンでこの世を去りました。彼はアフリカ系アメリカ人政治における先駆的な存在であり、公民権の勇敢な擁護者として今なお記憶されています。その貢献と活動は、アメリカにおける公民権運動と人種平等を実現するための闘いの重要な基盤を築くものとなりました。