疑問:建国の父たちと「白いかつらの粉」
アメリカ合衆国の建国の父たち(ファウンディング・ファーザーズ)が、かつらを白く保つために何らかの粉を使っていた――こんな話を目にしたことはありませんか?一見もっともらしく聞こえるこのエピソードですが、実は歴史における誤解だとされています。
真実はどうだったのか
結論から言えば、建国の父たちがかつらを白く維持するために粉を使用していたというのは俗説です。確かに当時のかつらは上流階級の間で人気の高い身なりアイテムでしたが、その多くは人毛で作られており、自然な状態では黒やダークブラウンといった比較的暗い色合いをしていました。
「真っ白なかつら」のイメージはどこから?
映画や教科書などでよく目にする「真っ白なかつら」の印象は、後の時代の戯画や演劇、大衆文化の影響によって強まったと考えられます。古い肖像画で髪やかつらが灰色がかって見えることがありますが、それは光の加減や経年変化などによるものであり、すべての指導者が日常的に白いかつらを着けていたわけではありません。
まとめ
建国の父たちがかつらを白く保つために粉を使っていたという話は、後世に広まった誤解にすぎません。当時のかつらは人毛製で自然な暗い色合いを持つものが主流であり、「常に粉で白さを保っていた」という描写は史実とは言えないのです。