古代の歴史

ポンド・シリング・ペンスの記号とは?旧イギリス通貨£sdの表記方法を解説

ポンド・シリング・ペンスの記号とは?

イギリスで1971年の十進法化以前に使用されていた旧通貨体系(£sdシステム)では、3つの通貨単位それぞれに固有の記号が用いられていました。この時代のイギリスは、1ポンド=20シリング、1シリング=12ペンスという十二進法と二十進法を組み合わせた独特な通貨制度を採っていました。

各通貨単位とその記号

通貨単位記号
スターリング・ポンド(ポンド)£
シリング(shilling)s
ペニー(penny)d

特に注意したいのは、ペニーの記号が「p」ではなく「d」である点です。これはラテン語でペニーに相当する古代ローマ通貨デナリウス(denarius)に由来しています。同様に、ポンドの「£」はラテン語のlibra(天秤・ポンド)、シリングの「s」はsolidus(ソリドゥス)から来ているとも言われています。

記号を使った金額の表記例

金額表記
1ポンド£1
5シリング5s.
2ペンス2d.

複数の単位を組み合わせて表記する場合は、「£2 10s 6d」のように書きました。これは「2ポンド10シリング6ペンス」を意味し、当時の値札や会計帳簿で広く使われていた形式です。

まとめ

旧イギリス通貨の記号は、ポンドが「£」、シリングが「s」、ペンスが「d」と表記されます。「d」は英語のpennyではなくラテン語のdenariusに由来するため、古い文献や歴史資料を読む際には覚えておくと便利です。