アングロサクソン語は古英語の別名
はい、アングロサクソン語(Anglo-Saxon)は古英語(Old English)の別名です。両者はまったく同じ言語を指す呼び方であり、どちらの名称を使うかは文脈や歴史的な観点によって使い分けられます。
アングロサクソン人の言葉としての歴史
アングロサクソン語とは、5世紀から11世紀にかけてグレートブリテン島に移住・定住したアングロサクソン人によって話されていた言語を指します。アングル人、サクソン人、ジュート人といったゲルマン系の民族集団がヨーロッパ大陸から渡来し、彼らの言葉がブリテン島において独自の発展を遂げていきました。
当時の人々による呼び名「Englisc」
興味深いことに、この言語の話者自身は自分たちの言葉を「Englisc(イングリスク)」と呼んでいました。これこそが、今日の「England(イングランド)」や「English(英語)」という名称の語源となっています。
現代英語へのつながり
古英語は現代英語の直接の祖先にあたる言語です。1066年のノルマン・コンクエスト以降、フランス語の影響を強く受けた中英語へと移行し、さらに近代英語の時代を経て、現在私たちが知る英語へと発展しました。叙事詩『ベーオウルフ』などは、この古英語で書かれた代表的な文学作品として知られています。