正解:定住集落(恒久的な居住地)
遊牧民は、水や牧草などの資源を求めて、ある場所から別の場所へと絶えず移動しながら生活しています。一つの場所に長くとどまることがないため、恒久的な住居や定住集落を築くことはありません。その代わりに、テントやゲル(ユルト)といった、組み立てと撤去が容易な仮設住まいで暮らしています。
なぜ遊牧民は定住しないのか
遊牧民の暮らしでは、家畜の放牧に適した土地を求めて季節ごとに移動する「移動放牧」が行われます。このため、農耕民族のように土地に根ざした村落や都市を形成するのではなく、持ち運び可能な住居と最小限の生活道具だけで生活を営むのです。
遊牧民が発展させた技術とは
一方で、遊牧民も独自の技術や文化を発展させてきました。例えば、次のようなものが挙げられます。
・馬の飼育・調教技術
・チーズやヨーグルトなど乳製品の加工技術
・羊毛を使った毛織物の製造技術
しかし、これらの技術はいずれも移動生活を前提としたものであり、土地に根ざして定住することを必要としません。だからこそ、「定住集落」だけは遊牧民の技術発展から生じなかったものとなるのです。