サカガウィアコインの裏面に「インディアン」は描かれていない
「サカガウィアコインの裏になぜインディアンが描かれているのか」という疑問をよく耳にしますが、実はこれには誤解が含まれています。サカガウィア・ダラーコインの裏面には、インディアン(ネイティブアメリカン)の姿は描かれていないのです。
裏面に描かれているのは「鷲とオリーブの枝」
2000年から2008年にかけて発行された当初のサカガウィアコインの裏面には、オリーブの枝をくわえた鷲(ワシ)が描かれています。鷲とオリーブの枝は、古くから「平和」の象徴として知られる意匠であり、アメリカ合衆国の国章にも同様のモチーフが用いられています。
表面に描かれているのはサカガウィア本人
では、ネイティブアメリカンの女性はどこに描かれているのでしょうか。答えは表面(おもて面)です。1804年からのルイス&クラーク探検隊のガイドを務めたショショーニ族の女性サカガウィアが、我が子ジャン・バティストを背負った姿で描かれています。「インディアンの女性が登場するのは裏面ではなく表面」という点を覚えておくとよいでしょう。
2009年以降は毎年デザインが変わる
さらに補足すると、2009年以降は「ネイティブアメリカン1ドルコインプログラム」の一環として、毎年異なるテーマでネイティブアメリカンの文化や歴史的貢献を称える裏面デザインが採用されています。そのため、発行年によって裏面の図柄がまったく異なる場合がある点にも注意が必要です。
まとめ
サカガウィアコインの裏面にインディアンが描かれているというのは誤解であり、当初の裏面には平和を象徴する鷲とオリーブの枝が描かれていました。サカガウィア自身は表面に描かれており、2009年以降は毎年変わる記念デザインが裏面に採用されています。