実は、「ウェールズ・アセンブリ(Welsh assembly)」という名前の建物や機関は現在存在しません。ウェールズの立法府を指す正式な名称は「ウェールズ議会」、すなわちセネッズ・シムル(Senedd Cymru)、通称セネッズ(Senedd)です。
セネッズ(ウェールズ議会)の設立
ウェールズに権限委譲された立法府が初めて設立されたのは1999年です。当初は「ウェールズ国民会議(National Assembly for Wales)」という名称でしたが、2020年5月に「ウェールズ議会(Senedd Cymru/Welsh Parliament)」へと改称されました。60人の議員で構成され、保健、教育、交通などウェールズ内の政策分野について法律を制定する権限を持っています。
カーディフ・ベイのセネッズ・ビルディング
議事堂となる「セネッズ・ビルディング」は、カーディフ湾(Cardiff Bay)に位置し、2005年に完成しました。建築家リチャード・ロジャース卿によって設計されたこの建物は、2006年3月1日に正式に開館しています。ガラスとスレートを多用した特徴的なデザインで、透明性のあるウェールズの民主主義を象徴する建築として知られています。
まとめ
「ウェールズ・アセンブリ」という建物は存在せず、ウェールズの立法府は「セネッズ(Senedd)」と呼ばれます。立法府としての歴史は1999年の設立にさかのぼり、2020年に現行の名称となりました。その議事堂は2005年に完成し、翌2006年に開館しています。