古代の歴史

アメリカのインディアン部族の名前一覧|連邦認定574部族と州別の主な部族を解説

連邦認定部族とは何か

アメリカ合衆国には、現在574の部族が連邦政府から正式な認定を受けています。この「連邦認定(federal recognition)」は、内務省インディアン事務局(Bureau of Indian Affairs、略称BIA)が管理しており、毎年連邦官報(Federal Register)を通じて公式な部族一覧が公表されます。

連邦認定を受けた部族は、一定の自治権を持つ存在として扱われ、医療・教育・住宅・土地信託など、連邦政府が提供するさまざまなサービスを受ける資格を得ます。認定の有無が先住民族コミュニティの権利と生活に直結するため、この一覧は非常に重要な意味を持っています。

アラバマ州の認定部族

アラバマ州に関係する主な認定部族は以下の通りです。

  • ポーチ・バンド・オブ・クリーク・インディアンズ(Poarch Band of Creek Indians)…クリーク(マスコギー)民族の末裔であり、同州を代表する連邦認定部族です。
  • モワ・チョクトー・コミュニティ(MOWA Choctaw Community)…2022年に認定されたとされるチョクトー系コミュニティです。

アラスカ州の認定部族

アラスカ州は、全米で最も多くの認定部族・組織を抱える州です。州内には200以上の「ネイティブ・ビレッジ(原住民村落)」や村評議会、そして1971年のアラスカ先住民請求権解決法(ANCSA)に基づいて設立された地域法人(リージョナル・コーポレーション)が存在し、BIAの一覧にも多数登録されています。

主な部族・コミュニティ

  • トリンギット・ハイダ中央評議会(Central Council of the Tlingit & Haida Indian Tribes)
  • メトラカトラ・インディアン・コミュニティ(Metlakatla Indian Community)
  • アラスカ・シトカ部族(Sitka Tribe of Alaska)
  • ケナイツェ・インディアン部族(Kenaitze Indian Tribe)
  • ノーム・エスキモー・コミュニティ(Nome Eskimo Community)
  • セントローレンス島ユピック評議会(St. Lawrence Island Yupik Council)
  • フーナ・インディアン協会(Hoonah Indian Association)
  • ハイダバーグ協同組合(Hydaburg Cooperative Association)

主なネイティブ・ビレッジ(抜粋)

以下は、BIAの一覧に記載されているアラスカのネイティブ・ビレッジの一部です。

  • バロー・イヌピアット伝統政府(Native Village of Barrow Inupiat Traditional Government)
  • アキアック(Akiachak)
  • アングーン(Angoon)
  • チェガベイ(Chenega Bay)
  • チカルーン(Chickaloon)
  • エリム(Elim)
  • フォートユーコン(Fort Yukon)
  • ガンベル(Gambell)
  • フーパーベイ(Hooper Bay)
  • カクトヴィク(Kaktovik)
  • コツェブー(Kotzebue)
  • クエスルック(Kwethluk)
  • ナイトミュート(Nightmute)
  • ポイントホープ(Point Hope)
  • ポートグラハム(Port Graham)
  • クイナガク(Quinhagak)
  • サヴーンガ(Savoonga)
  • セラウィック(Selawik)
  • シシュマレフ(Shishmaref)
  • セントポール(St. Paul)
  • タナクロス(Tanacross)
  • タナナ(Tanana)
  • トクソックベイ(Toksook Bay)
  • タイオネック(Tyonek)
  • ウナラクリーク(Unalakleet)
  • ウェインライト(Wainwright)
  • ウェールズ(Wales)
  • ホワイトマウンテン(White Mountain)
  • ヤクタット(Yakutat)

地域法人(リージョナル・コーポレーション)

ANCSAに基づき、アラスカ先住民の経済的自立のために複数の地域法人が設立されました。一覧に登場する主な法人は以下の通りです。

  • アレウト・コーポレーション(Aleut Corporation)
  • ブリストルベイ・ネイティブ・コーポレーション(Bristol Bay Native Corporation)
  • カリスタ・コーポレーション(Calista Corporation)
  • チュガチ・アラスカ・コーポレーション(Chugach Alaska Corporation)
  • ドヨン社(Doyon, Limited)
  • アイヤク・コーポレーション(Eyak Corporation)

一覧を見る際の注意点

BIAの公式一覧は非常に長く、アラスカ州だけでも200以上の項目があります。また、同じ共同体が「ネイティブ・ビレッジ」「村評議会」「法人」など複数の形態で掲載されることがあり、表記の揺れや重複に見える場合もあります。正確で最新の一覧が必要な場合は、インディアン事務局(BIA)が連邦官報に掲載する公式文書を参照することをおすすめします。

さらに、連邦認定を受けていなくても、州レベルで承認されている部族(ステート認定部族)も各地に存在します。彼らは連邦のサービス対象外であるものの、独自の文化保存活動や自治への取り組みを続けています。

まとめ

アメリカのインディアン部族の名前は、BIAが公表する連邦認定部族一覧によって管理されており、現在574部族が登録されています。本記事ではアラバマ州とアラスカ州の例を中心に紹介しましたが、完全なリストは公式資料で確認できます。部族名の一つひとつの背後には、固有の言語・文化・歴史が息づいていることを忘れないでください。