入植者たちが望んだ権利
アメリカ植民地の入植者たちは、自分たちもまた「イギリス国民」であると考えていました。そのため、イギリス本国に住む市民とまったく同じ権利を認められるよう求めていました。
求められた主な権利一覧
- 投票権 — 自分たちの代表を選び、政治に参加できること
- 公職に就く権利 — 役職や議会のメンバーとして活動できること
- 陪審員による裁判を受ける権利 — 公平な裁判を受けられること
- 言論の自由 — 意見を自由に表現できること
- 宗教の自由 — 自分の信仰を自由に実践できること
- 財産を所有する権利 — 土地や財産を安心して持てること
- 他国との自由な貿易の権利 — 経済活動を制限されずに行えること
これらの権利が重要だった理由
当時、イギリス議会はアメリカ植民地に対して「代表なしに課税する(代表なくして課税なし)」政策を進めていました。入植者たちは、自ら選んだ代表がいないまま税金を課されることは、英国民としての基本的な権利の侵害だと強く反発しました。
こうした権利に対する要求はやがて大きくなり、1776年の独立宣言へとつながっていきます。つまり、入植者たちが求めたのは特別な新しい権利ではなく、「イギリス国民として当然与えられるべき既存の権利」だったのです。