古代の歴史

中世にバイキングが征服しなかった地域はどこ?その答えと理由を解説

正解は「ギリシャ」

中世において、バイキングに征服されなかった地域として挙げられるのはギリシャです。

バイキングとはどんな民族だったのか

バイキングとは、8世紀から11世紀にかけてスカンジナビア半島(現在のノルウェー、スウェーデン、デンマーク周辺)から海へ繰り出し、ヨーロッパやアジア、さらには北アメリカ大陸にまで足を延ばして、略奪・交易・探検を行った海洋民族です。彼らは特に北大西洋地域で活発に活動し、その襲撃と征服は数多くの地域の歴史や文化に深い影響を及ぼしました。

バイキングが征服した主な地域

バイキングは全盛期に、イングランド、アイルランド、スコットランド、フランス、ドイツ、そしてバルト海沿岸地域など、広大な範囲を征服しました。また、アイスランドやグリーンランドに定住地を築き、北アメリカ大陸にも足跡を残しています。
しかしその一方で、バイキングがギリシャを征服したという記録や証拠は一切存在しません。

ギリシャが征服されなかった理由

バイキングがギリシャを攻略しなかった背景には、いくつかの可能性が考えられます。

  • 守る側の強さ: 当時のギリシャは東ローマ帝国(ビザンツ帝国)の支配下にあり、高度に組織化された軍事力を備えていました。バイキングにとって、簡単に打ち破れる相手ではなかったのです。
  • 征服する動機の弱さ: ギリシャは当時、バイキングにとって主要な交易拠点や政治的中心地とは位置づけられておらず、あえて征服しようとする動機が薄かった可能性があります。
  • 地理的な距離: バイキングの主な活動範囲は北方の海域でした。地中海の奥深くにあるギリシャ本土まで遠征する動機も手段も限られていたと考えられます。

なお、興味深いことに、バイキングたちはコンスタンティノープル(現イスタンブール)との交易や傭兵活動を通じてビザンツ帝国自体とは関わりを持っていました。それでも、ギリシャの土地を征服することは最後までなかったのです。