古代の歴史

古代エジプトの少年たちの服装:12歳まで裸だった?シェンデトと子どもの装飾品

古代エジプトでは、少年たちは一般的に12歳頃まで服を着ずに過ごすのが普通でした。エジプトの温暖な気候を考えれば、幼い子どもが裸で過ごすことはごく自然なことだったのです。

12歳から身につける「シェンデト」とは?

12歳を過ぎると、少年たちは大人と同じように腰布をまとうようになりました。この衣類は「シェンデト(shendyt)」と呼ばれるリネン(亜麻布)製のスカートのようなもので、ベルト付きのドレスに似ています。

シェンデトは一枚の布で体に巻きつけ、帯のような布切れで固定して着用しました。また、布の裾にはひだ(プリーツ)を入れたり、房飾りを施したりすることもあり、身分や時代によってさまざまなスタイルが存在しました。

子どもは自由なファッションを楽しんだ

興味深いことに、古代エジプトの子どもたちは大人ほど厳格な服装のルールに縛られませんでした。貝殻や木、花などの天然素材を使ったビーズやネックレスなどのアクセサリーを身につけることが許され、装飾品を通じて個性を表現していたのです。

このように古代エジプトの子どもたちの服装は、実用性と気候への適応、そしてある程度の自由さが特徴的でした。成長とともに大人の服装へと移行していく様子は、当時の社会における年齢観を垣間見せてくれます。