古代エジプトの奴隷の大多数はヌビア人
古代エジプトで奴隷として扱われた人々の中で最も多かったのは、ナイル川上流の南方地域、すなわち現在のスーダンにあたるヌビア地方出身のヌビア人でした。エジプトが南へ勢力を拡大する過程で、多くのヌビア人が捕らえられ、奴隷としてエジプト社会に組み込まれていきました。
戦争捕虜も奴隷の重要な供給源
ヌビア人に加えて、エジプトが周辺諸国との戦争で捕らえた捕虜も、奴隷となる大きな要因でした。シリア、カナン、リビアなど近隣の民族から連れてこられた捕虜たちは、神殿や貴族の邸宅、大規模な建設現場などで労働に従事させられることがありました。
まとめ
つまり、古代エジプトの奴隷の中心を担っていたのは南方のヌビア人であり、そこに戦争によって獲得された各地域の捕虜たちが加わり、奴隷人口が形成されていたのです。