古代中国と古代インドの政府を比較するとき、「どちらかに共通していなかったものは何か?」という問いへの答えは――実は、挙げられた項目のすべてに共通点があったということです。
つまり、以下の4つの特徴はいずれも両文明の政府に当てはまるものであり、「共通していない項目」は存在しません。
古代中国とインドの政府に共通する4つの特徴
1. 官僚制と階層的な役人組織
両国とも高度に発達した官僚制を持っていました。君主の下には位階に応じて整理された多くの役人が配置され、税の徴収、公共事業、司法など国家運営の各分野を担当していました。
2. 能力主義による官吏の登用
血統だけでなく、能力や才能に基づいて役人を採用する点でも共通していました。中国では後に科挙制度として体系化され、インドでもマウリヤ朝などで有能な人材が行政に登用されました。
3. 国家主導の中央計画経済
経済も国家によって強く管理されていました。塩や鉄などの重要産業の国家管理、灌漑事業、穀物の備蓄など、中央政府が経済活動を計画的に統制していました。
4. 多神教的な宗教観
宗教面では、どちらの文明も多神教でした。中国では天や祖先の霊、さまざまな神々が信仰され、インドではヴェーダの神々や、のちのヒンドゥー教における多数の神々が崇拝されました。
まとめ
官僚制・能力主義・中央計画経済・多神教――この4つはすべて、古代中国と古代インドの政府に共通する特徴です。したがって、「共通点がなかったもの」を探すのであれば、そのような項目は存在せず、挙げられた選択肢のすべてが共通項だった、というのが正しい答えとなります。