古代の歴史

1974年の『E PLURIBUS UNUM』1ドル硬貨の価値はいくら?実態と相場を解説

「1974年のE PLURIBUS UNUM(エ・プルリブス・ウヌム)1ドル硬貨」というキーワードで検索されることが少なくありません。しかし、まず押さえておきたい重要なポイントがあります。「E PLURIBUS UNUM」は硬貨の名称ではなく、アメリカ合衆国の標語(モットー)なのです。

E PLURIBUS UNUMとは何か

「E PLURIBUS UNUM」はラテン語で「多数から一つへ(Out of many, one)」を意味します。13の植民地が一つの国家として統合された歴史に由来する合衆国の伝統的な標語で、1795年以降、多くのアメリカ硬貨に刻印されてきました。つまり、この言葉だけで特定の硬貨を指すことはできません。

1974年の1ドル硬貨は「アイゼンハワーダラー」

1974年に発行された1ドル硬貨は、第34代大統領ドワイト・D・アイゼンハワーの肖像が描かれた「アイゼンハワーダラー」です。表面には大統領の肖像と「IN GOD WE TRUST(我ら神を信ず)」の文字が、裏面にはアポロ11号の月面着陸を記念したワシのデザインとともに「E PLURIBUS UNUM」が刻まれています。

つまり、この硬貨には両方の標語が併記されており、「IN GOD WE TRUSTがあるからE PLURIBUS UNUMの硬貨は存在しない」というわけではありません。どちらも共通して使われる標語なのです。

1974年1ドル硬貨の価値・相場

通常版(銅ニッケル貨)

フィラデルフィア造幣局およびデンバー造幣局から大量に発行されたため、希少性は高くありません。流通品であれば額面の1ドル(約150円)程度、未使用に近い美品でも数ドル程度が相場の目安です。

1974-S 銀製プルーフ貨

サンフランシスコ造幣局がコレクター向けに発行した40%の銀を含むプルーフ貨は人気が高く、保存状態によって10〜20ドル以上の値がつくこともあります。

まとめ:価値を見極めるポイント

「E PLURIBUS UNUM」という刻印だけで硬貨の価値は判断できません。1974年の1ドル硬貨をお持ちの場合は、次の点を確認しましょう。

・ミントマーク(D、Sなどの発行元表示)
・銀貨か銅ニッケル貨かの材質
・傷や摩耗のない保存状態

一般的な流通品は額面程度にとどまりますが、銀貨や高品位の未使用品であればプレミアムが付く可能性があります。正確な査定を望むなら、信頼できるコイン業者や専門機関に相談するのがおすすめです。