ペルシャ帝国とは?現在の国との関係
ペルシャ帝国は、正式には「アケメネス朝ペルシア」と呼ばれる古代の大帝国です。この帝国の中心となったのはイラン高原であり、その中核となる領域は、現在のイランに相当します。
帝国の成立と広大な領土
紀元前550年頃、キュロス2世(キュロス大王)によって建国されたアケメネス朝は、メディア、リディア、新バビロニアなどを次々と征服し、最盛期にはエジプトから中央アジア、インダス川流域にまで及ぶ広大な領土を支配しました。
首都としてはパサルガダエやスーサが知られ、壮麗な儀礼都市ペルセポリスも建設されました。これらの有名な遺跡は、すべて現在のイラン国内に位置しています。
「ペルシャ」から「イラン」へ
こうした歴史的背景から、「ペルシャ」という呼び名は、1935年に国号が「イラン」へ変更されるまで、この地域を指す名称として長く使われてきました。今日のイランは、かつてのペルシャ文明と帝国の歴史を直接受け継ぐ国だといえるでしょう。