考古学的発見

パラルク財団――考古学と古生物学を支えるスペインの非営利団体

2016年に設立されたパラルク財団(Palarq Foundation)は、考古学や古生物学の普及・促進をはじめ、芸術や文化に関わるあらゆる活動を支援することを明確な使命として掲げる民間の非営利団体です。

設立の背景と目的

同財団は、古生物学の時代、先史時代、そして記念碑的価値を持つ歴史時代に関する研究プロジェクトを支援しています。その主な狙いは、スペインが国外(ヨーロッパ以外)で展開する考古学・古生物学ミッションが受ける公的援助――多くの場合、決して十分とは言えない――を補完することにあります。これにより、この分野で展開されるプロジェクトへの関心と情熱を喚起し、関連する知識の普及と拡大を図るとともに、機会の均等化を促進し、研究の実施を容易にすることも目指しています。

パラルク財団――考古学と古生物学を支えるスペインの非営利団体

文化の重要性を高める取り組み

パラルク財団のもうひとつの目標は、考古学・古生物学の分野だけでなく芸術の分野においても、文化により一層の重みを与える活動を後押しすることです。この観点から、講演会や展覧会の開催も積極的に推進してきました。さらに、国内の諸機関や大学と連携し、ヨーロッパ外で実施されるプロジェクトのうち、所属機関や国内外の公的機関からの援助だけでは不足する案件を支援しています。調査対象国の研究機関との協力や、国際的な協定に基づく他機関との共同研究など、多くのプロジェクトが複数のパートナーと協働している点も大きな特徴です。

2018年度助成金の募集概要

2018年度の助成金募集は3月8日に開始され、7月25日に締め切られます。申請手続きは毎年行われ、その詳細はfundacionpalarq.comで閲覧できる募集要項に明記されています。審査委員会が応募件数や申請額などを総合的に考慮したうえで、支援すべきプロジェクトを決定します。助成額は、財団の資金調達能力に応じて、全額または一部の支援となる場合があります。

これまでの支援実績

2016年の第1回募集では、海外で活動するスペインの考古学プロジェクト計22件が助成を受けました。翌年にはその数は33件へと拡大しています。レバノン、エジプト、パレスチナ、エリトリア、ヨルダン、イラク、イスラエル、グアテマラ、ペルーなど、多様なテーマで世界各地の遺跡調査ミッションが支援の対象となっており、その活動範囲は年々広がりを見せています。