考古学的発見

ストーンヘンジの周りにはどんな動物が住んでいる?生息する野生動物を徹底解説

世界遺産ストーンヘンジは、古代の巨石記念碑として世界的に有名ですが、実は多様な野生動物の宝庫でもあります。イングランド南部ウィルトシャーの草原地帯に広がるこの遺跡周辺では、哺乳類から鳥類、爬虫類、両生類、そして小さな無脊椎動物まで、実にさまざまな生き物が暮らしています。

哺乳類

遺跡周辺の草地や林の縁では、アナウサギやノウサギが姿を見せ、アカギツネやアナグマは主に夜行性の生活を送っています。また、シカの群れが目撃されることもあり、古い石積みや樹木の隙間にはコウモリが棲みついています。

鳥類

春から夏にかけては、空高く舞いながらさえずるヒバリの声が草原に響き渡ります。タヒバリやヨーロッパノビタキ、ムネアカヒワといった小鳥たちも、この地域特有の開けた草原環境を好んで生息しています。

爬虫類・両生類

日当たりの良い斜面には、イギリス唯一の毒蛇であるヨーロッパクサリヘビ(adder)のほか、無毒のヨーロッパヤマカガシやヨーロッパトカゲが生息しています。また、水辺のある場所ではカエル、ヒキガエル、イモリなどの両生類も観察できます。

昆虫などの無脊椎動物

草原には数多くのチョウやガが舞い、ミツバチ、スズメバチ、アリ、クモなども豊富に見られます。これらの無脊椎動物は受粉や土壌づくりを担うなど、草原の生態系を支える重要な存在です。

野生動物を守る取り組み

こうした動物の多くは法律によって保護されており、ストーンヘンジの敷地は、彼らの生息環境(ハビタット)が損なわれないよう適切に管理されています。

巨石の謎を探訪するだけでなく、足元の草むらや頭上の空に目を向ければ、イギリスならではの豊かな自然との思いがけない出会いが待っているかもしれません。