考古学的発見

インディアンヘッドペニーとは?歴史・特徴・価値をわかりやすく解説

インディアンヘッドペニーとは

インディアンヘッドペニー(Indian Head penny)は、1859年から1909年にかけてアメリカ合衆国で鋳造された1セント硬貨の通称です。1セント硬貨のデザインとしては最も長い期間にわたって使用されたシリーズであり、その名前の由来は、硬貨の表面(オモテ面)に描かれたネイティブ・アメリカンの肖像です。このデザインを手掛けたのは、当時アメリカ造幣局の首席彫刻官を務めていたジェームズ・バートン・ロングエーア(James Barton Longacre)です。

鋳造年と素材の変遷

インディアンヘッドペニーは、1859年、1860年、1864年、1865年に鋳造され、その後は1867年から1909年まで毎年発行されました。発行当初の1859年から1864年までは銅ニッケル合金で製造されていましたが、1864年以降はブロンズ(青銅)製へと変更されています。

この小型1セント硬貨は、それまで発行されていた大型セントに代わって登場したシリーズで、先行するフライングイーグルセント(1856年~1858年)の後継として位置づけられています。

リンカーンセントへの交代と収集価値

1909年、インディアンヘッドペニーはリンカーンセント(リンカーン1セント硬貨)へと引き継がれました。リンカーンセントは現在もアメリカの1セント硬貨として発行が続いています。

インディアンヘッドペニーは、美しいデザインと長い発行歴からコレクターの間で高い人気を誇ります。状態や発行年によっては、額面価格を大きく上回るプレミアムが付くことも珍しくなく、古銭収集の入門者からベテランまで幅広く愛されている定番コインです。