1965年製の「銅ダイム」は実際には存在しない
「1965年の銅ダイムの価値はいくらか?」という質問をよく目にしますが、結論からお伝えすると、1965年製の銅ダイムというものは存在しません。
1965年にアメリカ造幣局で鋳造されたすべてのダイム(10セント硬貨)は、銅91.67%・ニッケル8.33%の合金(クラッド材)で打たれています。つまり、純銅貨や高銅含有率のダイムを探しても見つかることはありません。
なぜ1965年が特別なのか?
1965年はアメリカの硬貨史における大きな転換点でした。それ以前のダイムは銀90%を含む「銀貨」でしたが、銀価格の高騰を受け、1965年以降は銀を一切含まない銅ニッケル合金へと素材が変更されました。このため、1965年製のダイムには銀貨としてのプレミアム価値はありません。
1965年ダイムの現在の価値
一般的な流通品であれば、額面通りの約10セント程度の価値にとどまり、コレクター市場での取引対象にもなりにくいのが実情です。ただし、以下のような場合は例外です。
・未使用状態(ミントステート)の美品:数ドル以上の価値がつくことがあります
・エラー硬貨(ダブルダイ、オフセンターなど):希少性により数十ドル以上になるケースも
もしお手元に1965年製のダイムがあるなら、まずは保存状態とエラーの有無を確認してみることをおすすめします。