結論:穴があると収集価値は大幅に下がります
1916年に発行された10セント硬貨(ダイム)は、鋳造時に穴が開けられることはありません。つまり、お手持ちの硬貨に穴が開いている場合、それは後から誰かによって加工されたものです。コイン収集の世界では、こうした加工は「ダメージ」とみなされ、未使用品や美品と比べて評価額が大きく下落します。
1916年ダイムには2つの種類がある
1916年はダイムにとって特別な年でした。この年、「バーバー・ダイム」から「マーキュリー・ダイム」へとデザインが切り替わった過渡期にあたるためです。特にマーキュリー・ダイムの初年度にあたり、状態の良いものはコレクターの間で高い人気を誇ります。穴がなければ数千ドルの価値が付くこともある希少な年号です。
それでも残る「銀としての価値」
希望が失われたわけではありません。1916年のダイムは銀90%・銅10%で鋳造されているため、たとえ穴が開いていても、含有される銀の地金価値(スクラップバリュー)は残ります。収集価値はほぼ失われるものの、銀相場に連動した金属価格として買い取ってもらうことは可能です。
鑑定を受けてみよう
穴の位置や大きさ、硬貨全体の保存状態によっては、思わぬ評価がつくケースもあります。判断に迷う場合は、PCGSやNGCといった公認鑑定機関、あるいは信頼できるコインディーラーに相談するのがおすすめです。売却を急ぐ前に、まず専門家の目にかけるところから始めましょう。