問題
モンタナ州の鉱山の歴史を研究している人にとって、最も関連性の低い詳細は次のうちどれでしょうか。
選択肢
- (A) 初期の探鉱者たちは、つるはしやシャベルを使って採掘を行っていた。
- (B) モンタナ州バット(Butte)は、鉱山キャンプとして始まった。
- (C) モンタナ州の鉱山から産出されたのは、金と銀だけであった。
- (D) 鉱業の発展は、移民の増加につながった。
解説
この問題で最も関連性が低いのは (C) です。モンタナ州の鉱山史において、実際に中心的な役割を果たしたのは銅の採掘でした。特にバット市は、19世紀後半から20世紀初頭にかけて「世界の銅の首都」と称されるほどの大規模な銅産地となり、金や銀以外の鉱物資源も極めて重要な産出物でした。そのため、「金と銀だけが産出された」という記述は、モンタナ州の鉱山史の実態にそぐわず、研究上の関連性も低いといえます。
一方で、(A) の初期の道具に関する記述は当時の採掘技術を理解する手がかりとなり、(B) のバット市の起源は同州鉱業史の出発点を示す重要な事実です。さらに、(D) のように鉱業ブームが世界中から移民を引きつけ、地域社会の形成につながったという点も、鉱山史を経済史・社会史の両面から捉えるうえで欠かせない視点です。