「赤いピラミッド」を象形文字で表現する方法
古代エジプトの神聖文字である象形文字(ヒエログリフ)で「赤いピラミッド(The Red Pyramid)」と書きたい場合、次の2つの記号を組み合わせて使用します。
1. 使われる象形文字
𓋴 𓈙
それぞれの記号が持つ意味は以下の通りです。
- 𓋴:「赤い(ḏsr/red)」を表す記号
- 𓈙:「ピラミッド(dS/pyramid)」を表す記号
2. 翻字(ラテン文字による音の表記)
象形文字をラテン文字に置き換えると、次のように表されます。
dSr dS
エジプト学では、発音が確定していない子音を大文字で表す慣習があり、このため dS のように表記されます。
3. 意味・訳
これらの記号をつなげて読むと、「赤いピラミッド(The Red Pyramid)」という意味になります。
実際に存在する「赤いピラミッド」とは?
「赤いピラミッド(Red Pyramid)」は、エジプトのダハシュール(Dahshur)に実在するピラミッドです。紀元前26世紀頃、古王国第4王朝のファラオスネフェル(Sneferu)によって建設されました。
その名の由来は、使用された石灰岩が風化・酸化することで赤みを帯びて見えることだと言われています。ギザのクフ王のピラミッド、カフラー王のピラミッドに次ぐエジプトで3番目の規模を誇り、内部に入って見学できる数少ない古代ピラミッドとしても有名です。
まとめ
「赤いピラミッド」は、象形文字では 𓋴(ḏsr=赤い)+ 𓈙(dS=ピラミッド) と表され、翻字では dSr dS となります。象形文字は右から左へ書かれることもあるなど、古代エジプト文字ならではの奥深さがあります。記号一つひとつの意味を調べてみると、より一層楽しく学べるでしょう。