考古学的発見

露天掘り採鉱は誰が始めたのか?その起源と歴史を解説

露天掘り(オープンピット採鉱)は、人類が古くから行ってきた資源採取の方法の一つです。新石器時代にまで遡る露天掘りの跡が確認されており、その歴史は非常に長いものがあります。

最古の露天掘りの痕跡

現存する最古の露天掘り採鉱の例として知られているのが、紀元前3600年〜3200年頃に建造されたマルタの巨石神殿です。これらの神殿は、露天の採石場から切り出した石材を用いて建設されたと考えられています。

近代的な露天掘りの誕生

一方、現在私たちがイメージするような近代的な露天掘り採鉱の概念が確立されたのは、19世紀のアメリカ合衆国においてでした。

1800年代前半には、ペンシルベニア州で露天掘りによる石炭採掘が行われるようになりました。さらに1800年代半ばには、ミシガン州やミネソタ州においても、銅鉱石や鉄鉱石の採取に露天掘りの手法が導入されるなど、この採掘方法は急速に広まっていきました。

世界初の大規模露天掘り鉱山

世界で最初の本格的な大規模露天掘り鉱山として名高いのが、ユタ州にあるビンガム・キャニオン鉱山(Bingham Canyon Mine)です。1863年に操業を開始して以来、150年以上にわたって採掘が続けられており、現在でも稼働を続ける世界有数の巨大鉱山として知られています。

このように露天掘り採鉱は、古代の採石技術から始まり、19世紀アメリカにおける産業革命期の需要の高まりとともに近代化され、今日の大規模資源開発へと発展を遂げてきたのです。