石器時代の人々も、私たちと同じように美しいものを身につけることを好んでいました。当時利用されていた主な素材をご紹介します。
骨
動物の骨を丁寧に削り、磨き上げて、美しいビーズやペンダントに仕立てていました。穴を開けて糸に通し、首飾りとして身につけたと考えられています。
貝殻
人類が身を飾るために作った最古の装飾品は、海辺で生まれたといわれています。なんと約11万年前、旧石器時代中期にあたる時期には、すでに貝殻を加工したビーズが作られ、身につけられていたのです。これは、当時の人々が美的感覚や象徴的な思考を持っていたことを示す重要な証拠となっています。
その他の素材
骨や貝殻以外にも、身近にあったさまざまな自然の素材が装飾品に活用されていました。
- 木
- 鹿などの角
- 象牙(マンモスの牙など)
- 動物の歯
- 石
- 鳥の羽根
- 植物繊維
これらの素材は、削る・磨く・穴を開けるといった技術を駆使して加工され、身分や所属を示す記号として、あるいは単なるおしゃれとして大切にされていたと考えられています。