考古学的発見

カリフォルニア州ペタルマ・オークヒルパークの地下建造物「アンダーグラウンド・ガーデンズ」とは?

オークヒルパークの地下に広がる神秘の空間

カリフォルニア州ペタルマのオークヒルパーク周辺にある地下建造物は、「アンダーグラウンド・ガーデンズ(地下庭園)」として知られています。これは、イタリアからの移民サトゥルニーノ「ニーノ」メノッティ氏が、半世紀以上にわたってほぼ独力で造り上げた、トンネルや部屋、空間が連なる大規模な地下ネットワークです。

都市の喧騒から逃れて始まった壮大な掘削作業

メノッティ氏が地下庭園の掘削を始めたのは1920年代のことでした。当時、彼は賑やかな都市生活から離れ、自然の中で心の安らぎを求めていたといいます。ツルハシやシャベルといったシンプルな道具、そして再利用したガラス瓶などの身近な材料だけを使い、彼は40年以上もの間、黙々と作業を続けました。

芸術と工学が融合した迷宮のような構造

アンダーグラウンド・ガーデンズは、芸術作品であると同時に、優れた土木技術の結晶でもあります。トンネルと部屋が複雑につながり、まるで迷宮のような構造を形成しています。壁には貝殻、化石、ガラス瓶などさまざまな素材が施され、他に類を見ない美しいモザイク模様が生み出されているのが特徴です。

見学情報

アンダーグラウンド・ガーデンズは、ペタルマのオークヒルパークから約1.6キロ(1マイル)ほどの場所に位置しています。一般公開されており、ガイド付きツアーに参加すれば、ニーノ・メノッティの人生や庭園づくりの歴史について、より深く知ることができます。手作業だけで築き上げられたこの地下世界は、一人の人間の情熱と創造力の偉大さを物語る貴重な遺産です。