古代エジプトの家には、暮らしを支えるさまざまな道具や品々が置かれていました。ここでは、当時の家庭で使われていた代表的な6つのカテゴリーをご紹介します。
1. 家具
古代エジプトの家具には、ベッド、椅子、テーブル、スツールなどがありました。ベッドは多くの場合、マットレスやクッションを敷いた高床式のものでした。椅子は背もたれが高く、木や石で作られていました。テーブルは低く長方形の形状で、スツールは背もたれのないシンプルな木製の腰掛けでした。
2. 収納容器
エジプト人は、かご、箱、チェストなど、多彩な収納容器を活用していました。かごはヤシの葉やパピルスを編んで作られ、箱やチェストは木製でした。これらの容器には、食料、衣類、装身具、その他の家庭用品が大切に保管されていました。
3. 調理器具
古代エジプトの台所には、鍋、フライパン、ナイフといった調理器具が揃っていました。鍋は粘土や石で作られ、シチューやスープなどの煮込み料理に使われました。フライパンは炒め物や焼き物に、ナイフは肉や野菜を切り分けるのに用いられました。
4. 身だしなみ用品
古代エジプト人は清潔さと身だしなみを非常に重視しており、櫛、鏡、カミソリなどの道具を日常的に使っていました。櫛は木や象牙で作られ、髪を整えるために使われました。鏡は磨き上げた金属や黒曜石製で、カミソリは青銅や銅で作られていました。
5. 照明器具
夜の明かりとしては、ランプや松明が使われていました。ランプは粘土、石、金属で作られ、中に油や脂肪を入れて点火しました。松明はパピルスの葦を束ね、油や樹脂に浸したものだったと考えられています。
6. 宗教的な品々
古代エジプト人は信仰心が篤く、神々の像、お守り(アミュレット)、供物台などの宗教的な品々を自宅に置いていました。像は石、木、粘土で作られ、アミュレットには金、銀、ファイアンス(釉薬をかけた焼き物)など、さまざまな素材が用いられました。供物台は神々への捧げ物を置くための場所として大切にされました。
まとめ
以上が、古代エジプトの家にあった品々のほんの一例です。実際にどのような物品が家庭に存在していたのかは、時代や社会的地位、そしてその家の豊かさによって大きく異なっていました。こうした日用品の数々から、約4000年前の人々の暮らしぶりを垣間見ることができます。