フィリピン海溝(別名:ミンダナオ海溝)は、フィリピン列島の東側海域に位置する深海溝です。フィリピンの東海岸沿いに南北に延びており、フィリピン断層帯に沿って、フィリピン海プレートがユーラシアプレートの下へ沈み込むことで形成されました。
フィリピン海溝の位置
フィリピン海溝は、ルソン島東部からミンダナオ島の東方沖にかけて、フィリピン諸島の東側縁辺に沿って約1,300km以上にわたって延びています。特にミンダナオ島の東沖では最深部に達し、そのため「ミンダナオ海溝」とも呼ばれています。
海溝ができる仕組み
フィリピン海溝は、海洋プレートであるフィリピン海プレートが、西側のユーラシアプレート(フィリピン・モバイルベルト)の下に潜り込む「沈み込み帯」によって生まれました。このプレート同士の衝突と沈み込みにより、海底には深い溝状の地形が形成されています。
深さと世界的な特徴
フィリピン海溝の最大深度は約10,000mを超えるとされ、マリアナ海溝、トンガ海溝に次いで世界でも有数の深さを持つ海溝として知られています。最深部は「ガラテア深度」と呼ばれることもあります。
また、この沈み込み帯ではプレートの動きによって地震活動が活発であり、フィリピン東部の地震や火山活動とも密接に関係しています。