歴史上の人物

ジャン=ジャック・レジス・ド・カンバセレス(1753年 - 1824年)

ジャン=ジャック・レジス・ド・カンバセレス(1753年 - 1824年)

ジャン=ジャック・レジス・ド・カンバセレス(1753年 - 1824年)は、フランスの法学者・政治家です。モンペリエに生まれ、法律の道に進んだ彼は、フランス革命期に穏健派の国民公会議員として活躍しました。

民法典草案の作成

1798年、カンバセレスは民法典の最初の草案を作成しました。しかし、この草案は当時の政局の混乱もあり、採用されることなく却下されました。それでも彼の法的な構想は、後の民法典編纂の重要な基礎となりました。

第二統領としての活躍

1799年のブリュメール18日のクーデターによりナポレオンが権力を握ると、カンバセレスは第二統領に任命されました。その後、護憲元老院議長および国務院(参事院)の長を歴任し、ナポレオン体制の中枢で重きをなしました。特に有名なのは、1804年に公布された民法典(ナポレオン法典)の編纂への貢献です。彼の草案と卓越した法的見識は、近代フランス民法の基礎を築く上で欠かせないものでした。

王政復古と晩年

カンバセレスはかつて、ルイ16世の処刑に賛成票を投じた一人でした。1814年にナポレオンが失脚すると、彼はブルボン家への帰順を表明します。しかし、1815年の百日天下を経た王政復古後、王殺し(レジサイド)の罪に問われ、フランスからの追放処分を受けました。亡命先での歳月を経て許され帰国した後、1824年にパリでこの世を去りました。

革命・帝政・王政復古という激動の時代を生き抜いたカンバセレスは、フランス法体系の発展に不朽の足跡を残した人物として記憶されています。