歴史上の人物

ロジェ・デュコ(1747年–1816年)|ナポレオンと共に権力を握ったフランスの政治家

ロジェ・デュコ(1747年–1816年)|ナポレオンと共に権力を握ったフランスの政治家

ロジェ・デュコ(1747年3月25日 – 1816年3月16日)は、フランス革命期から第一帝政期にかけて活動したフランスの政治家である。革命の激動の中で要職を歴任し、ナポレオン・ボナパルトによる権力掌握の過程でも重要な役割を果たした人物として知られている。

革命期の経歴

デュコは弁護士出身で、1792年に国民公会の議員に選出され、前国王ルイ16世の処刑に賛成票を投じた。その後、五百人会の議員を務め、1799年6月には総裁政府(ディレクトワール)の統領の一人に就任した。

ブリュメール18日のクーデター

1799年11月9日(共和暦ブリュメール18日)、デュコはナポレオン・ボナパルトおよびエマニュエル・ジョゼフ・シエイエスと手を組み、総裁政府を打倒するクーデターに参加した。クーデターの成功後、彼は両者とともに臨時執政(暫定統領)の一人となり、新体制の樹立に貢献した。

帝政期と晩年

第一帝政が成立すると、デュコは帝国伯爵に叙せられ、元老院議員を務めた。しかし、ナポレオン失脚後の王政復古に伴い、1816年に発せられた王殺し(レジシッド)に対する追放法令により国外追放を命じられた。同年、ドイツのウルム近郊でその生涯を閉じた。