ロバート・E・セイヤーとは
ロバート・E・セイヤー(Robert E. Thayer、1868年7月15日~1940年3月19日)は、アメリカ合衆国の児童書作家・イラストレーターです。マサチューセッツ州ボストンに生まれ、マサチューセッツ師範美術学校で美術を学びました。卒業後は美術教師として働いていましたが、のちに専業の作家・イラストレーターへと転身しました。
代表作「ケーシー・アット・ザ・バット」
セイヤーの名を最も広く知らしめたのが、野球を題材とした『ケーシー・アット・ザ・バット(Casey at the Bat)』です。この作品はアメリカで長く愛され続け、彼の代表作として語り継がれています。
主な著作一覧
セイヤーは1880年代から1930年代にかけて、歴史上の偉人伝や聖書物語、自然に関する読み物など、子ども向けの作品を数多く発表しました。特に1900年代以降は「〜の物語」シリーズとして、ワシントンやリンカーンといったアメリカ史における重要人物の伝記を次々と上梓し、子どもたちの歴史教育に大きく貢献しました。以下がその主な著作です。
- 『ケーシー・アット・ザ・バット(Casey at the Bat)』(1888年)
- 『貧民院から説教壇へ(From Poorhouse to Pulpit)』(1889年)
- 『受刑者の告白(The Confessions of a Convict)』(1891年)
- 『スラム街から(Out of the Slums)』(1892年)
- 『巨人退治のジャック(Jack the Giant-Killer)』(1894年)
- 『聖書の物語と詩(Bible Stories and Poems)』(1895年)
- 『子どものための自然の本(The Child's Book of Nature)』(1896年)
- 『クリストファー・コロンブスの物語(The Story of Christopher Columbus)』(1898年)
- 『暖炉を囲んで(Around the Hearth-Fire)』(1901年)
- 『わが国の物語(Our Country's Story)』(1902年)
- 『若き人たちのためのアメリカ合衆国史(The History of the United States for Young People)』(1903年)
- 『ジョージ・ワシントンの物語(The Story of George Washington)』(1904年)
- 『エイブラハム・リンカーンの物語(The Story of Abraham Lincoln)』(1905年)
- 『パトリック・ヘンリーの物語(The Story of Patrick Henry)』(1906年)
- 『トマス・ジェファーソンの物語(The Story of Thomas Jefferson)』(1907年)
- 『ベンジャミン・フランクリンの物語(The Story of Benjamin Franklin)』(1908年)
- 『ダニエル・ウェブスターの物語(The Story of Daniel Webster)』(1909年)
- 『セオドア・ルーズベルトの物語(The Story of Theodore Roosevelt)』(1910年)
- 『ウッドロー・ウィルソンの物語(The Story of Woodrow Wilson)』(1912年)
- 『ウォーレン・G・ハーディングの物語(The Story of Warren G. Harding)』(1923年)
- 『カルビン・クーリッジの物語(The Story of Calvin Coolidge)』(1925年)
- 『ハーバート・フーヴァーの物語(The Story of Herbert Hoover)』(1929年)
- 『フランクリン・D・ルーズベルトの物語(The Story of Franklin D. Roosevelt)』(1933年)