歴史上の人物

アイゼンハワードルは1975年に鋳造されたのか?その真相を解説

結論:「1975年」の年号を持つアイゼンハワードルは存在しない

アイゼンハワードルは、1971年から1978年にかけてアメリカで鋳造された1ドル硬貨です。「1975年にもアイゼンハワードルは作られたのか?」という疑問に対する答えは、少し意外なものです。

結論から言えば、「1975」という年号が刻まれたアイゼンハワードルは1枚も存在しません。ただし、1975年当時も造幣局では1ドル硬貨の生産自体は続けられており、この点が多くのコレクターを混乱させる原因となっています。

なぜ「1975」年号の硬貨がないのか?

その理由は、アメリカ合衆国の建国200周年(バイセンテニアル)記念事業にあります。1975年と1976年の2年間、1ドル硬貨を含む各種硬貨には、通常の年号の代わりに「1776-1976」という二重の日付が刻まれました。

つまり、1975年に鋳造されたアイゼンハワードルはすべて「1776-1976」の年号を持っており、「1975」と単独で刻まれた硬貨は存在しないのです。この記念年版では、裏面にリバティベルと月面を重ね合わせた特別なデザイン(デニス・R・ウィリアムズ氏による)が採用されました。

サンフランシスコ造幣局の「S」ミントマーク付き硬貨

1975年には、サンフランシスコ造幣局でも記念硬貨が鋳造されました。同局で製造された硬貨には「S」のミントマークが刻まれており、特に40%の銀を含むプルーフ仕上げのコレクター向け硬貨は高い人気を誇ります。

これらのSミント銀貨は一般流通用ではなく、収集家向けセットとして販売されたため、流通品に比べて現存数が少なく、状態の良いものほど高い評価を受けています。

収集価値と市場での評価

「1975-S」のような年号表記の硬貨は実在しないため、「1975年のアイゼンハワードル」をお探しの場合は、実際には「1776-1976」の二重日付入り硬貨を指すことになります。

一般的な銅ニッケル製の流通硬貨は額面程度の価値にとどまりますが、Sミントの40%銀貨や高グレードのプルーフ硬貨はコレクター市場で安定した需要があります。硬貨の状態(グレード)によって価値が大きく変動するため、売却や査定を検討する際は専門鑑定機関の評価を受けることをおすすめします。

まとめ

  • アイゼンハワードルは1971年〜1978年に鋳造された
  • 1975年・1976年は建国200周年記念として「1776-1976」の二重日付のみが使用された
  • 「1975」単独の年号を持つアイゼンハワードルは存在しない
  • Sミントマーク付きの40%銀貨・プルーフ版は収集価値が高い