故ジョン・F・ケネディ大統領の姿が描かれた「ケネディ・ハーフダラー」(50セント硬貨)は、1963年11月のケネディ大統領暗殺を受けて、翌1964年から鋳造が開始されたアメリカの記念的性格を持つ硬貨です。一般流通用としては2001年まで製造され、以降は主に収集家向けに発行されています。
年代によって価値が大きく異なる
ケネディ・ハーフダラーの査定額を左右する最大のポイントは「銀の含有量」です。発行年ごとの特徴を見ていきましょう。
1964年製(シルバー90%)
初年度にあたる1964年に鋳造された硬貨は、銀90%・銅10%で作られています。このため、地金価値(メルトバリュー)が額面の50セントを大きく上回り、銀相場に連動して1枚あたり数ドル以上の評価となることも珍しくありません。
1965年〜1970年製(シルバー40%)
この期間の硬貨は銀40%を含むクラッド材を使用しています。こちらも額面を超える地金価値があり、コイン市場で安定して取引されています。
1971年以降(銅・ニッケル合金)
1971年以降に流通用として鋳造された硬貨は銅とニッケルの合金のため、貴金属としての価値はほとんどなく、基本的には額面の50セント相当の価値にとどまります。ただし、未使用状態の美品やミスプリントなどのエラー品は、コレクターズアイテムとしてプレミアムが付くケースがあります。
まとめ
ケネディ・ハーフダラーの多くは額面程度の価値ですが、1964年〜1970年のシルバー含有硬貨は銀地金としての価値を持ちます。手元にあれば、まずは発行年を確認し、銀価格の動向をチェックしてみるとよいでしょう。