1968年にデンバー造幣局(Dミントマーク)で鋳造されたルーズベルトダイムは、アメリカの10セント硬貨として大量に発行されたコインです。1965年以降に製造されたダイムには銀が含まれておらず、銅とニッケルのクラッド材で作られているため、基本的な価値は額面価格近くにとどまります。しかし、保存状態(グレード)によってはコレクターからの需要があり、プレミアムが付くこともあります。
グレード別の目安価格(NGC基準)
アメリカの主要な貨幣鑑定機関であるNumismatic Guaranty Corporation(NGC)の基準をもとに、各グレードのおおよその価格を以下にまとめました。
- 未使用(MS-60):1.50ドル~2.00ドル
- 準未使用(AU-50):1.00ドル~1.50ドル
- 極美品(EF-40):0.75ドル~1.00ドル
- 美品(VF-20):0.50ドル~0.75ドル
- 並品(F-12):0.25ドル~0.50ドル
- 良品(G-4):0.15ドル~0.25ドル
- やや摩耗品(FR-2):0.10ドル~0.15ドル
- 劣化品(P-1):0.05ドル~0.10ドル
価格に関する注意点
上記の価格はあくまで目安であり、実際の取引価格は市場の需給状況や個々のコインのコンディションによって変動します。また、希少なエラー品や特別に状態の良いコインは、想定を大きく上回る価値が付くケースもあります。
正確な価値を知るには?
お手持ちのコインの正確な価値を知りたい場合は、専門の鑑定機関による評価を受けることをおすすめします。NGCやPCGSなどの第三者鑑定機関に依頼してスラブ(密封ケース)に入れてもらえば、客観的で信頼性の高い評価が得られます。特に高グレードと思われるコインをお持ちの場合は、自己判断で売却せず、必ずプロの鑑定を受けましょう。