1920年代は「ローリング20年代」と呼ばれ、社会が大きく変化した一方で、赤ちゃんにつけられる名前は聖書や伝統に根ざしたクラシックなものが主流でした。ここでは、当時のアメリカで特に人気の高かった男女それぞれの名前トップ10を紹介し、その意味や背景についても詳しく解説します。
1920年代の名前の特徴
この時代に人気だった名前には、いくつか共通点があります。まず、キリスト教の聖書に登場する人物にちなんだ名前が圧倒的に多く選ばれていました。また、王族や歴史上の偉人ゆかりの伝統的な英語圏の名前も根強い人気を誇りました。シンプルで発音しやすく、世代を超えて受け継がれやすい名前が好まれたのが特徴です。
女性の人気名前トップ10
- メアリー(Mary) ― 聖母マリアに由来する名前で、何十年にもわたり不動の第1位を守り続けました。
- ドロシー(Dorothy) ― ギリシャ語で「神の贈り物」を意味します。童話『オズの魔法使い』の主人公としても親しまれていました。
- ヘレン(Helen) ― ギリシャ神話の絶世の美女ヘレネーにちなむ、「輝く光」という意味を持つ名前です。
- ベティ(Betty) ― エリザベス(Elizabeth)の愛称形で、親しみやすい響きから大変人気がありました。
- マーガレット(Margaret) ― ギリシャ語で「真珠」を意味する、気品のある伝統的な名前です。
- ルース(Ruth) ― 旧約聖書のルツ記の女性に由来し、「友」という意味を持つ名前です。
- ミルドレッド(Mildred) ― 古英語で「穏やかな力」を意味する名前で、当時らしい趣があります。
- グレイス(Grace) ― 「優雅さ」「恩寵」を表す、上品なイメージの名前です。
- エセル(Ethel) ― 古英語で「高貴な」を意味する、由緒正しい響きの名前です。
- アンナ(Anna) ― 聖書に登場する預言者アンナに由来する、普遍的な人気を誇る名前です。
男性の人気名前トップ10
- ジョン(John) ― 聖書の使徒ヨハネに由来し、英語圏で最も長く愛され続けてきた定番の名前です。
- ウィリアム(William) ― 歴代の英国王にも見られる、「揺るぎない守護者」を意味する威厳ある名前です。
- ジェームズ(James) ― 聖ヤコブに由来し、王室や著名人にも多い由緒ある名前です。
- チャールズ(Charles) ― ゲルマン語で「自由な男」を意味する、王室ゆかりの格調高い名前です。
- ジョージ(George) ― 英国人の守護聖人・聖ジョージにちなむ、「農夫」を語源とする親しみ深い名前です。
- フランク(Frank) ― フランシス(Francis)の短縮形で、「率直な」「自由な」という意味を持ちます。
- ジョセフ(Joseph) ― 旧約聖書のヨセフに由来する、「増し加える」という意味の聖書的名前です。
- トーマス(Thomas) ― 十二使徒の一人・使徒トマスにちなんだ、「双子」を意味する名前です。
- ヘンリー(Henry) ― 多くのイングランド王が名乗った、「家の支配者」を意味する伝統的な名前です。
- ロバート(Robert) ― 「名声ある輝き」を意味するゲルマン起源の名前で、幅広い層に支持されました。
まとめ
1920年代に人気のあった名前は、メアリーやジョンに代表されるように、聖書由来や王室ゆかりのクラシックなものが中心でした。これらの名前は時代を超越した魅力を持ち、現代でもミドルネームや家族の名前として選ばれることが少なくありません。赤ちゃんの名付けの参考にしたり、祖父母の世代の名前の意味を調べたりする際にも、ぜひこのランキングを活用してみてください。