歴史上の人物

スーザン・アンソニー1ドル硬貨の価値はいくら?相場と希少バラエティを解説

「スーザン・アンソニーの2ドル紙幣」は実在しない

まず知っておきたいのは、スーザン・B・アンソニーの肖像が使われているのは1ドル硬貨であって、2ドル紙幣ではないという点です。アメリカの2ドル紙幣に描かれているのはトーマス・ジェファーソンであり、スーザン・アンソニーが登場することはありません。

スーザン・アンソニー1ドル硬貨は1979年から1981年にかけて発行され、一時生産が中断した後、サカガウィア1ドル硬貨への移行までのつなぎとして1999年に再度鋳造されました。翌2000年以降は生産されていません。発行枚数自体は非常に多いため、一般的な硬貨の価値は決して高くありませんが、状態や希少性次第ではコレクターズアイテムとしてプレミアムが付くことがあります。

スーザン・アンソニー1ドル硬貨のおおよその相場

市中で流通していた一般的なスーザン・アンソニー1ドル硬貨の価値は、額面の1ドルから数ドル程度が目安です。一方、未使用(未流通)の美品や、鏡面のような仕上げが特徴のプルーフ貨幣は、10ドル前後、あるいはそれ以上で取引されることもあります。

希少なバラエティなら高額になる可能性も

とりわけ注目されるのが、1979年フィラデルフィア造幣局製(Pマーク入り)の「ワイドリム(Wide Rim)」タイプです。日付と縁の間隔が狭い通常版と比べて縁が太いのが特徴で、未使用品では数十ドル以上の評価が付くことがあります。また、ずれや二重打ちといった鋳造ミス(エラー)のある硬貨もコレクター人気が高く、状態によってはさらに高値が期待できます。

価値を左右する3つのポイント

① 保存状態: 擦り傷や変色がなく、輝きを保っている未使用品ほど高く評価されます。
② 発行年と造幣局マーク: 年号とミントマーク(P・D・S)の組み合わせによって希少度が異なります。
③ バラエティ・エラーの有無: ワイドリムなどの種類違いや鋳造ミスは、プレミアム評価の対象になります。

まとめ

スーザン・アンソニー1ドル硬貨は大量に発行されたため、ごく普通のものは額面程度の価値にとどまります。ただし、未使用品や1979年ワイドリムなどの希少バラエティであれば、10ドルを超え、場合によってはそれ以上の価格がつくこともあります。手元にあれば、まず発行年・ミントマーク・保存状態を確認し、価値が気になる場合はコインショップや専門の鑑定サービスに相談してみるとよいでしょう。