1890年〜1970年の銀ドル、その価値は?
アメリカの銀貨収集の中でも根強い人気を誇るのが、モーガンダラーとピースダラーです。この記事では、1890年から1970年までに発行された主な銀ドルの概算価値を年代別にまとめました。売却や査定を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
モーガンダラー(1890年〜1921年)
ジョージ・T・モーガンによるデザインで知られるモーガンダラーは、19世紀末から20世紀初頭にかけて鋳造された1ドル銀貨です。一般的な年号のものはおおむね18〜30ドル程度で取引されています。
- 1890年〜1908年:18〜30ドル
- 1909-O(ニューオーリンズ版):30〜40ドル
- 1909-S(サンフランシスコ版):30〜40ドル
- 1910年〜1921年:18〜30ドル
特に1909年のOミントマークおよびSミントマーク入りは発行数が限られており、やや高い評価を受ける傾向があります。
ピースダラー(1921年〜1935年)
第一次世界大戦の終結を記念して発行されたピースダラー。「平和(Peace)」を象徴するデザインが特徴で、コレクターからの需要が非常に高いシリーズです。
- 1921年 ハイレリーフ(高浮雕タイプ):150〜350ドル
- 1922年〜1928年:35〜75ドル
- 1934-S / 1934-D / 1935-S / 1935-D:35〜75ドル
中でも1921年のハイレリーフは初期型で現存数が少なく、状態によっては高額なプレミアムが付きます。
特別ミントセットとプルーフ銀ドル(1964年〜1970年)
1960年代半ば以降は、通常流通用の銀ドルに代わって、コレクター向けの特別ミントセット(SMS)やプルーフ貨が発行されるようになりました。
- 1964年 特別ミントセット:15〜20ドル
- 1965年 特別ミントセット:20〜25ドル
- 1966年 特別ミントセット:15〜20ドル
- 1967年 特別ミントセット:15〜20ドル
- 1968年 特別ミントセット:20〜25ドル
- 1968年 プルーフ銀ドル:20〜25ドル
- 1969年 特別ミントセット:20〜25ドル
- 1970年 特別ミントセット:25〜30ドル
銀ドルの価値を左右する3つのポイント
上記の価格はあくまで概算です。実際の取引価格は、次の要素によって大きく変動します。
- 保存状態:摩耗や傷、変色が少ないほど高く評価されます。未使用に近い状態ほど価値が上がります。
- 希少性:発行枚数が少ない年号やミントマーク(造幣局の刻印)にはプレミアムが付きやすくなります。
- 市場動向:銀地金の価格変動やコレクター需要の変化により、相場は常に上下しています。
より正確な査定を希望する場合は、信頼できるコインディーラーや、PCGS・NGCといった専門の鑑定機関に相談することをおすすめします。専門家によるグレード評価を受けることで、適正な価格での売買が可能になります。