マハトマ・ガンディーとはどんな人物?
モハンダス・カラムチャンド・ガンディー(1869年~1948年)は、通称「マハトマ・ガンディー」として世界的に知られる、インドの弁護士・政治指導者です。彼は「非暴力・市民的不服従」という独自の手法を掲げ、イギリスの植民地支配に対するインド独立運動を指導しました。武器を持たず、言葉と行動で大衆を動かすその姿勢は、後の世界の人権運動や公民権運動にも多大な影響を与えています。
「マハトマ」「バープー」という愛称
ガンディーが「マハトマ(偉大なる魂)」と呼ばれるようになったのは、1914年の南アフリカ時代のことです。また、インド国内では国民の父として敬愛され、親しみを込めて「バープー(お父さん)」という愛称でも呼ばれています。
10月2日――ガンディー生誕記念日と国際非暴力デー
ガンディーの誕生日である10月2日は、インドでは国民の祝日「ガンディー・ジャヤンティ(ガンディー生誕記念日)」として毎年祝われています。さらに、国際連合総会はこの日を「国際非暴力デー」に制定し、世界中で非暴力の理念を再確認する日となっています。
ノーベル平和賞と「タイム」誌の評価
ガンディーはノーベル平和賞に5回ノミネートされながらも、ついに受賞には至りませんでした。しかしその功績は高く評価されており、1930年にはアメリカの著名な週刊誌『タイム』によって「マン・オブ・ザ・イヤー(今年の人)」に選ばれています。
ガンディー平和賞の創設
インド政府は、ガンディーの平和と非暴力への生涯にわたる献身を後世に伝えるため、1995年に「ガンディー平和賞」を創設しました。この賞は、非暴力の精神を実践する個人や団体に授与され、ガンディーの遺産を受け継ぐ象徴となっています。