結論から言うと、「世界の終わり」を明確に記したカレンダーは、広く認知されているどの暦体系にも存在しません。しかし、この疑問が生まれる背景には、有名な誤解があります。
なぜ「世界の終わりのカレンダー」という話が広まったのか
きっかけとなったのは、マヤ暦にまつわる2012年騒動です。マヤ文明が使用していた長期暦(ロングカウント)は、約5,125年で一つの大きな周期が終わる仕組みを持っていました。2012年12月21日にその周期の区切りを迎えることから、「マヤ人が世界の終わりを予言した」という噂が世界中に拡散しました。
マヤ暦は本当に終末を予言していたのか
答えはノーです。マヤ暦の周期の終わりは、私たちが12月31日の翌日に1月1日を迎えるのと同じ、単なる暦の切り替えにすぎません。マヤ研究者や考古学者の調査によれば、古代マヤ人が世界の滅亡を予言したという証拠は一切確認されていません。むしろ、周期の完了は新たな時代の始まりを意味するものであり、祝われるべき出来事と考えられていたとされています。
まとめ
「世界の終わりのカレンダーを作った人物」は存在せず、暦そのものが終末を予言する機能を持つこともありません。暦はあくまで時間を計測するための道具であり、特定の日付を「終わり」と定めるのは、文化的・宗教的な解釈や予言によるものです。